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日本映画の
制作・研究についてAbout japanese movie
歴史ある日本映画
2009年2月、日本映画が米国アカデミー賞を受賞し、日本映画が世界に誇れる芸術文化であることを広く示しました。しかし、日本映画はずっと以前から、世界中でそのレベルの高さ、クオリティの上質さで認められています。FEMIS(フランス国立映画学校)に代表される海外の映画教育では、日本映画が常に試験に使われており、さらに海外の映画教育では、ヒッチコックなどと共に、溝口健二や小津安二郎の作品が、たびたび登場します。日本映画の世界的観点からみた有用性、優秀性は、その繊細な“ディテール描写”です。何気ない日常や身近な素材から入り、人間の心のヒダを丁寧に描いていく点。何より、心の豊かさを追い求めている点なのです。こうした日本映画の価値は、私たち日本人が想像するよりもはるかに偉大です。